ミドリムシことユーグレナの生態

ユーグレナ情報局

ミドリムシことユーグレナの生態ミドリムシことユーグレナの生態

ユーグレナの生態は非常に興味深いものです。
注目するべきは、「動物でも植物でもある生物」というポイントでしょう。
動物でも植物でもあるというのは、いったいどういった意味なのでしょうか?

ユーグレナは一般的にミドリムシと呼ばれていますよね。
「ムシ」と名前にもついているように、動物的な特徴を持っています。
鞭毛運動を行っているからです。
原生生物の中で鞭毛運動を行う生物を「鞭毛虫」と呼びますが、ミドリムシもその一種になります。
鞭毛運動とは、細菌などが推進するために螺旋型の鞭毛を回転させる運動です。
つまり哺乳類や爬虫類が足を使って歩くように、鳥や虫が羽を広げて飛ぶように、鞭毛によって移動を行っているのです。
もちろん植物はこのように移動することはありません。
動物だけです。
植物にはあるはずの細胞壁がありませんので、光のない環境では外部から食物を取り込むことすらできます。
つまりユーグレナは立派な動物的特徴を備えているのです。

しかし一方でユーグレナは、とても植物的な特徴も持っています。
体内に葉緑体を持っており、「光合成」という植物ならではの生命活動を行っているのです。
光合成とは、日光などの光エネルギーを化学エネルギーに変換する生化学反応です。
具体的には、日光を利用して水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成しています。
この際に水の分解過程で発生する酸素を空気中に供給します。
このように植物が光合成するからこそ、私たちの地球は酸素であふれる星となっているのです。
つまり地球上のいたるところで光合成を行っているユーグレナの存在は、地球の生態系において非常に大きな意味を持っているといえるでしょう。