ユーグレナとはミドリムシ

ユーグレナ情報局

ユーグレナとはミドリムシ

最近、健康食品などのコマーシャルで「ユーグレナ」という言葉を耳にしませんか?
なんだか体に良さそうな響きの言葉ですが、いったいこれはどういったものなのでしょうか?
ユーグレナとは、つまり「ミドリムシ」です。
小学校の理科の実験で見たことがありますよね。
池の水を顕微鏡でのぞきこむ観察実験では、必ずと言ってよいほどこのミドリムシが確認できます。
あの蛆虫を緑色にしたような、とても小さな生き物です。

しかし世界中の淡水にごく普通に見られる生物であるミドリムシが体に良いと言っても、あまりインパクトがありません。
それどころか、あんなアメーバのような生物を口にすることに抵抗を感じてしまう人もいるでしょう。
ユーグレナという名前で販売してくれた方が、消費者も受け入れやすいですよね。
だから分かりやすい「ミドリムシ」ではなく、何だか響きのよい「ユーグレナ」という名称で販売してくれる企業が多いのかもしれませんね。

ミドリムシは止水や浅い水たまりに多く生息していて、春から夏にかけて水田などで大発生します。
どのくらいの大発生かというと、水面が緑色に見えるほどの大量発生です。
水温が上昇すると細胞が円くなり、体の表面に膜を作るのですが、この膜が緑色をしているのです。
その生態はかなり特殊で、鞭毛活動を行う動物的な特徴を持ちながらも、葉緑体を持ち植物として光合成をおこないます。
つまり動物と植物の中間とも言える生物なのです。

ミドリムシは栄養豊富な食品としても人間に利用されていますが、それだけではありません。
バイオ燃料、医療技術、環境問題の研究においても注目されている生き物です。
ニジマスやシラスウナギの養魚用配合飼料としても利用されています。
意外にも私たちの生活に大きく関わっている生き物なのです。